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ダニ対策

どんなに清潔に暮らしていても、ダニがいない家はないといわれています。
特に夏場は繁殖期。効果的な駆除法でダニをやっつけましょう。

Point1 集中スポットを徹底掃除

布団はこまめに干し、
掃除機をかけます。

ダニ繁殖スポットのワーストワンは、寝具。週に1〜2回は布団を天日干しにし、その後「布団の片面1分」を目安に、表裏とも掃除機をかけると効果的です。掃除機で吸い取るのがポイントで、干して叩くだけではあまり効果はないのでご注意ください。

布団を干せない場合は
布団乾燥機を活用。

布団乾燥機を使えば、天日干しと同じ効果が得られます(ダニは50℃以上の高温に弱いため、布団が50℃以上になる製品がおすすめ)。この場合も、後で必ず掃除機がけを。また、年に一度専門業者に丸洗いしてもらうと、かなりのダニアレルゲンが除去できます。

畳は頻繁に掃除機がけ。
防ダニシートも効果的。

畳の目に沿って、「1畳あたり30秒」を目安に掃除機をかければ、表面のダニはかなり除去できます。さらに、年に1〜2度は畳を上げて干し、たまった湿気を取り除きましょう。干した畳を戻す際、市販の防ダニシートを敷いておくと、ダニの繁殖が抑えられます。

カーペットは、毛足を
起こし掃除機をかけます。

カーペットの毛足がつぶれていると、ダニは奥に潜り込み出てきません。毛足を起こすようにゆっくり掃除機をかけ、さらに直角の方向にもう一度かけます。また、布団同様に時々天日干しし、裏側にも風に当てて湿気を取り除きます。

ぬいぐるみは、丸洗いか、
叩いてから掃除機がけを。

子どもが大好きなぬいぐるみも、ダニの温床。時々丸洗いし、その後十分乾燥させるのが一番です。洗えないぬいぐるみの場合は、大きなポリ袋に入れて外からパンパンと叩き、ダニや糞を浮き上がらせてから掃除機をかけるようにします。

フローリングは
拭き掃除後に掃除機を。

ダニは比較的少ないものの、フローリングの掃除にも注意が必要。いきなり掃除機をかけると床のホコリやダニが空中に舞い上がってしまうため、先にフローリングワイパーなどで拭き取ってから掃除機をかけるのが鉄則。順番が逆だと、効果は半減です。

Point2 ダニの住処をつくらない

「高温多湿」「栄養源」
「産卵場所」を排除。

ダニは、次の条件が揃うと繁殖しやすくなります。(1)ホコリやカビ、食べかすなどの栄養源がある。(2)温度25〜30℃、湿度70%以上。(3)潜り込んで産卵できる場所がある。リビングの人が座るあたりは温度も湿度も高く、食べカスも落としがちなので要注意です。

こまめに窓を開け、
換気・通気を心がけます。

最近の住宅は気密性が高いので、湿気もこもりがち。天気のよい日は窓を開け、積極的に換気・通気をしましょう。その際、2ヶ所の窓を開けるか、1ヶ所しかない場合は窓の両サイドを開けると効果的。また、梅雨どきはエアコンの除湿運転も活用しましょう。

ダニが潜り込める場所を
減らします。

ダニ予防の点からいえば、カーペットよりフローリング、ソファも布製より革製と、ダニが潜り込みにくく、ホコリが抑えられる素材がおすすめ。リフォームや買い替えの際には、ご検討ください。また、日頃から部屋のなかを物でいっぱいにしないことも大切です。

ここに注意!

注意しましょう

  • ダニやダニの糞は、乾燥するとミクロ単位の微粒子になります。
    掃除機を使うときは、排気口を窓の外に向けるか、本体を窓の外に出して使用してください。
  • 羽毛布団は生地がやわらかくデリケートなので、陰干しか、またはカバーを付けたまま干すのがおすすめです。
  • 畳の上にカーペットは禁物。畳にも、畳とカーペットの間にもダニが繁殖しやすくなります。

畳のお手入れ目安

汚れたら固絞りの雑巾で水拭き。年1〜2回天日干し。
2〜4年で畳表を裏返し、5〜8年で取り替え。

カーペット(敷き込み)のお手入れ目安

汚れたらクリーニング。6〜10年で張り替え。

こんなときはセキスイへ

カーペット敷きの洋室をフローリングに、また、イ草畳を樹脂製のセキスイ畳に替えるなど、
ダニ対策リフォームも承っております。お気軽にセキスイまでご相談ください。

知ってると便利 布団干しの裏ワザ

布団を干すときに黒い布をかけると、熱吸収効果により
布団の表面温度が60℃近くまで上がります。
ダニは20〜30℃で繁殖しますが、50℃以上の高温に30分以上さらされると
死んでしまうため、効果てきめん。
黒い布をかけるか黒い袋に入れ、表と裏をまんべんなく日に当てて
ダニを死滅させ、その後掃除機で吸い取りましょう。
ダニ退治専用の布団干し袋も市販されています。