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財産分与のお悩みは、「生命保険」で解決できるかも?

2020年
春号掲載
記事
ハーモネート誌
「暮らしのマネー知恵袋」

財産の相続にあたっては、渡す側も受け取る側も悩ましい問題を抱えるケースがあります。法定相続分通りではなく、故人の遺志を尊重した相続配分を行いたい場合や、自宅以外に財産がない場合など、生命保険を利用する方法がありますので遺言と共に知っておくと安心です。
※記事内容はハーモネート掲載当時のものです。

SECTION 01

世話をしてくれた子にすべての財産を渡したい

例えば遺産の額は1000万円。相続人は、妻は他界しているため、子どもの長男と長女の2人。介護など自分の世話をしてくれたのは長男のみというケースで、世話になった分長男に全財産を渡したいと考え「全財産の1000万円を長男に相続させる」という遺言を遺したとします。
ところがたとえ遺言があったとしても実は、遺言で指定されていない(世話をしていない)長女にも遺産から250万円を貰う権利があります。これを遺留分と言い、相続財産を誰かが独り占めできないことにするための仕組みです。

そんな場合に、生命保険を利用して上手に相続をする方法があります。被相続人が生前に現金で死亡保険金1000万円の生命保険に加入し、世話をしてくれた長男を受取人にすると、死去した際1000万円の保険金はすべて長男のものとなり、被相続人の意思を最大限反映した相続が可能になります。生命保険金1000万円は「故人の相続財産」ではなく「受取人固有の財産」とみなされるため、遺留分の計算から除外されます。したがって、被相続人の意思に沿わない長女の権利主張を避けられるのです。

1000万円の財産を相続する場合

一般的な遺産配分

生命保険を使った遺産配分法

“遺留分”とは?

一定の相続人が最低限相続できる財産のこと。遺産は原則遺言通りに分けるものですが、遺言や贈与があると法定相続人でも十分な遺産を受け取れなくなることがあり、そのような場合に主張できるのが「遺留分」です。

生命保険活用は相続税対策としても有効

受け取った保険金は民法上の相続財産ではありませんが、相続税を計算する場合には課税対象となります。一方で、生命保険金等には非課税枠があり「500万円×法定相続人の数」=上記ケースの場合は1000万円の非課税枠となり、生命保険金が1000万円以下であれば相続税が課税されないことになります。

SECTION 02

相続で家を手放さない、保険のこんな使い方

自宅以外に財産がない場合、建物を2つにする訳にもいかず、遺産の分割相続は難しくなります。「争族」を回避するためにも生命保険を使い準備しておく手段をご紹介します。
仮に相続人が息子2人で、評価額3000万円の土地建物を長男に継がせたい場合、被相続人が生前に余裕のある時期から死亡保険金3000万円の生命保険に加入しておけば(受取人は長男)、相続発生時に3000万円の現金が手に入ります。これを長男から次男に渡せば「めでたく兄弟平等」ということに。

不動産の遺産を分割させないために

他の相続人への配分を生命保険でまかなうよう、準備しておくことができます。

加入のハードルが低い“無選択一時払終身保険”

生命保険は相続に活用できることがわかりました。しかし高齢の方の場合、「この歳で保険に入れるわけもないし」と躊躇、加入をあきらめる人も多いことでしょう。ところが、健康に関する告知義務も医師の審査も不要、契約年齢もほぼ制限なし(※)、という保険があるのです。
「無選択一時払終身保険」は一般的な終身保険とは異なり、告知/医師の審査を不要にしたもの。財産を遺産扱いせずに保険金とし、受取人に渡す方法として知っておくと役立ちます。

※契約時に入院中、余命宣告を受けている場合は加入できない場合も。また高度障害状態の場合保険金が支払われない商品もあります。契約条件、保障内容は保険会社によって異なります。

相続財産の仮払いに注意

遺産相続は被相続人が死去した時点から始まります。2016年12月、最高裁判決により「相続された預貯金は遺産分割の対象となり、遺産分割が終了するまでの間は、相続人全員の同意がない限り、相続人単独での払い戻しは原則としてできない」とされました。つまりすぐには手を付けられません。でもこれでは葬儀費用の支払いに困る場合も。
そこで2018年7月の相続法改正法案により、被相続人の預貯金から遺産を仮払いする制度がスタートしました。上限150万円を仮払いで受けられるのです。

思わぬ制度の落とし穴

しかしこの制度には落とし穴があります。仮払い制度を利用すると、その後「相続放棄」ができません。もし被相続人に莫大な借入金があったことが後にわかっても、放棄することができないのです。利用には十分な注意が必要です。

SECTION 03

今回のまとめ

  • 故人の遺志を尊重した遺産配分や遺産の分割が難しい場合、生命保険を利用して相続する方法がある
大矢智之 先生

(CFPファイナンシャルプランナー・1級ファイナンシャルプランニング技能士)
大手住宅メーカーで10年間、注文住宅の販売に従事した後、FPに転身。住宅購入コンサルティング実績は2000組以上。保険の見直しや家計診断、セミナーや研修をてがける。

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