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その他の洗面・トイレのお手入れ
きれいに見えるトイレの便器でも知らず知らず汚れがたまっていきます。
とくに洗浄水が出る穴の周囲や、水たまりのふちの部分は、汚れがつきやすいところ。
こびりつく前にお手入れしておきましょう。
便器内の洗浄水が出る穴の周囲や、水たまりのふちの茶色っぽい汚れは「水アカ」。水道水に含まれる鉄分が付着したものです。また、水たまりの底につく黒い汚れは、排泄物中の尿酸が水道水のカルシウムと結びついて長い間に堆積したものです。どちらも時間とともに少しずつたまってできる汚れです。こびりつくと簡単には落とせませんから、こまめにお手入れしておきましょう。
1日1回、便器の内側を水を流しながらブラシでこすり洗いしておきます。水が出てくる穴の周囲、水たまりのふちの部分、そして水たまりの底などはとくに汚れがつきやすいところです。多少念入りにこすりましょう。同様に週に1度、トイレ用中性洗剤をつけてこすっておけば、汚れがこびりつくことはまずありません。
さらに月に1度、汚れ防止剤を便器の内側にスプレーしておくと、膜ができて汚れがつきにくくなります。
水アカがついてしまうと、ふつうのトイレ用洗剤では落ちません。クリームクレンザーを使い、便器にキズをつけないように汚れだけをこすり落とします。
穴の周囲は見えにくい場所なので、手鏡で汚れの 落ち具合を確認しながらするとよい |
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汚れが落ちたら水を流しながらブラシでこすり、 洗剤分を落とす |
クリームクレンザーで落ちないときは、最後の手段としてサンドペーパー(紙やすり)を使います。素材を傷つけないよう表面の汚れだけを上手にこすります。
水たまりのふちや底の汚れ落としは、 紙コップなどで水を汲み出すと作業しやすい |
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割り箸にサンドペーパーを巻きつけてこすると 手を汚さずにできる |
汚れを落とすときは、あまり強くこすらないでください。
粒子の細かいクレンザーでもサンドペーパーでも、強くこすると便器の表面にキズがつき、
そこにまた汚れが付着しやすくなります。
ガンコな汚れは何回かに分けて、少しずつていねいに落としましょう。
トイレ用の洗剤やふき取りシートには便座を傷めるものもあります。
便器のお掃除に使うときは便座につかないよう注意してください。